基礎代謝=筋肉は半分正解。残りの真実は「肝機能」にあった

基礎代謝が落ちた…それ、筋肉だけのせいにしてませんか?

― 見落とされがちな「肝機能」と代謝の深い関係


◆ はじめに:「筋肉を増やせば代謝が上がる」は本当だけど…

ダイエットの現場ではよく耳にする
「基礎代謝を上げるには筋トレ!」というアドバイス。

もちろん筋肉は代謝の要ですし、それ自体は間違いではありません。
ですが──実は、“筋肉だけ”を見ていては代謝は上がりません。

あなたの基礎代謝に大きな影響を与えているもうひとつの臓器
それが「肝臓」です。


◆ 基礎代謝の内訳を知っていますか?

基礎代謝とは、「生きているだけで消費するエネルギー」のこと。
その消費割合は、以下のように分かれています。

器官・組織消費エネルギーの割合
肝臓約27%
約19%
筋肉約18%
腎臓約10%
心臓約7%
その他約19%

なんと筋肉よりも肝臓のほうが、基礎代謝において重要な役割を果たしています。


◆ 肝機能が落ちると、代謝もガタ落ち

肝臓は「代謝の司令塔」とも言える臓器。

  • 糖質・脂質・タンパク質の代謝

  • 老廃物やアンモニアの処理

  • 栄養の貯蔵と放出

  • 解毒やホルモンの調整

…など、非常に多くの働きを担っています。

この肝臓が疲弊していたり、脂肪肝などでうまく働いていなかったりすると…

栄養の代謝がうまくいかない
エネルギー変換効率が落ちる
疲労感・倦怠感が強くなる
痩せにくい体になる

つまり、肝臓が元気じゃないと、代謝の土台そのものが崩れてしまうのです。


◆ 肝機能低下のサイン、見逃してない?

次のような症状がある方は、肝機能が低下している可能性があります。

  • 寝ても疲れが取れない

  • 朝起きられない・頭がぼーっとする

  • 食後に強い眠気がある

  • アルコールに弱くなった

  • 便秘・下痢が増えた

  • 肌がくすみやすい、ニキビが増えた

  • 検診で「γ-GTP」などの数値が高め

筋肉量は変わらないのに体重が増えた・痩せにくいと感じる場合、筋肉の問題ではなく“内臓の代謝力”が落ちているのかもしれません。


◆ 肝臓を元気にするための習慣

✅ 1.アルコール・添加物を控える

肝臓は「解毒器官」。過剰な負担は疲弊の原因になります。

  • 毎日飲酒 → 週2〜3回に

  • 清涼飲料水や加工食品の頻度を見直す

✅ 2.タンパク質をしっかり摂る

肝細胞の再生には、**アミノ酸(タンパク質)**が不可欠。

  • 鶏むね肉・卵・納豆・豆腐などを毎食に取り入れる

✅ 3.食べすぎない&極端に減らさない

過剰な摂取は肝臓に脂肪をため、
極端な制限は肝機能を維持する栄養が不足します。

  • PFCバランスの整った適量の食事が大切

✅ 4.運動と睡眠で代謝の回復を

ウォーキングや筋トレは肝臓の血流を改善し、脂肪肝を防ぐ
深い睡眠は肝臓の回復タイム


◆ まとめ:筋トレだけでは、代謝は上がらない

「筋肉は代謝の鍵」と言われる一方で、
その筋肉を動かす“代謝システム”を担っているのが肝臓です。

✅ 筋肉を増やしても体が重い
✅ 思ったほど体脂肪が落ちない
✅ 体調が安定しない
✅ 寝ても回復しない

これらは、筋肉ではなく「内臓代謝」の問題かもしれません。

《自己紹介》

名前
犬山和也(業界歴15年)

整骨院One【整体×パーソナルジム】代表
現在の活動
北海道札幌市にて

柔道整復師として外傷や慢性痛の施術や
パーソナルトレーナーとして
プロアスリートのリハビリや
コンディショニングサポート
ダイエットコーチとして活動中

趣味
プロレス観戦・音楽鑑賞・猫カフェ巡り

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犬山和也🐶@ダイエット戦略家|パーソナルトレーナー
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犬山和也【One🐶ポイントで理想の身体へ】札幌|整体師&ダイエットトレーナー|整骨院One
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《失敗しないダイエット戦略》