ダイエットは何を食べたかよりどれだけ食べたか

「昨日ケーキ食べたから太ったかも…」
「ラーメンって食べたら終わりだよね…」

ちょっと待って、それ“ただの食べ物のせい”にしてませんか?
こんにちは、科学的ダイエット戦略家・整骨院One【整体×パーソナルジム】の犬山和也です。
結論から言えば、ケーキを食べても、ラーメンを食べても太りません。

太る原因はただ1つ「カロリーオーバー」
そこに気づかず、間違った方向へ努力している人が多すぎるのです。


第1章|太るのは「カロリーの摂りすぎ」ただそれだけ

▶ 食品に“太る魔力”は存在しない

よく言われるセリフ:

  • 「パンは太る」

  • 「夜に炭水化物はダメ」

  • 「お菓子食べたら脂肪になる」

全部、間違ってはいませんが、本質ではないんです。
太るかどうかは、「食べ物の種類」ではなく「摂取量」で決まります。


▶ 科学的根拠:エネルギーバランス理論

人の体重は、以下のエネルギーバランスで決まります:

摂取カロリー > 消費カロリー → 太る
摂取カロリー < 消費カロリー → 痩せる

たとえサラダだけ食べても、1日3,000kcal分食べれば太ります。
逆に、チョコを少し食べても、1日1,500kcalに収まっていれば太りません。

【参考研究】
Hall et al.(2011年):「超加工食品 vs 非加工食品の研究」では、
同じ栄養素でカロリーだけを変えた場合、
体重変化はカロリー量に完全に比例したと報告されています。


第2章|「何を食べてもOK」とは言っていない

 質は健康に影響する

「食べても太らない」は正しいけど、
「何でも食べていい」は違います。

  • 高たんぱく食→筋肉維持しやすい

  • 食物繊維→腸内環境や代謝に有利

  • 高GI食品ばかり→血糖値乱高下で食欲暴走

つまり、太る太らないは量、健康は質という分け方が大事です。


▶ あなたが痩せられなかった理由は「無意識のカロリー」

  • ドレッシング多め

  • 飲み物の砂糖

  • スナック菓子の“ひとつまみ”

この“目に見えないカロリー”が蓄積して、
「なぜか太る」の原因になります。


第3章|「カロリーの見える化」で一生太らない習慣へ

ステップ1まずは3日間、全部記録してみる

  • 食べたもの

  • 飲んだもの

  • その量(ざっくりでOK)


朝→納豆ご飯・卵・味噌汁
昼→鶏胸肉・サラダ・おにぎり
夜→ラーメン+からあげ(半分)
間食→チョコ1粒、カフェラテ

この「可視化」が、無駄なカロリーを自分で気づくきっかけになります。


 ステップ2:1日の摂取カロリー目安を知ろう

【目安計算式(ざっくり)】

  • 減量期:体重×25〜30kcal

  • 現状維持:体重×30〜35kcal

  • 筋量増加:体重×35〜40kcal

例:体重60kgなら
→ 減量したいなら:60×30=1,800kcal目安


ステップ3:週単位で帳尻を合わせる

1日単位で一喜一憂するより、週平均でマイナスになっていればOK。

  • 月:食べすぎ+300kcal

  • 火:-100kcal

  • 水:±0

  • 木:-400kcal
    → トータル:-200kcal → 痩せる方向!


第4章|まとめ:「太る=カロリーの問題」だけは忘れるな

  • 太るのは「カロリーオーバー」だけ

  • 何を食べたかではなく、どれだけ食べたか

  • 食の質は「健康」に影響するが、「体脂肪」とは別問題

  • 記録 → 見える化 → 改善 が最短ルート


最後に

人は「理由があると安心」します。
「パンを食べたから太った」と思えば、努力不足を責めずに済む。
でも、本当の意味で自分の体をコントロールできるのは、正しい知識を持った人だけ

ダイエットの本質は、食べ物への恐怖をなくすこと。
正しく知って、正しく食べて、正しく痩せる。それが一番スマートなやり方です。


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