【カロリーの質とは何か? 数字だけでは見えない“本質”の話】

【カロリーの質とは何か? 数字だけでは見えない“本質”の話】

こんにちは。犬山和也です。
ちなみに僕、ポテトチップス一袋よりも、脂ののったサバの塩焼きでお腹が満たされた方が“心も体も満足”します。

今回は「カロリーの質」について。
ただのカロリー計算に終始していると、なかなか結果が出ない理由。
それは「カロリーの質」を見落としているからかもしれません。


【カロリー=数字ではない】

「カロリー」と聞くと、太る・痩せるといった“数字の増減”をイメージする人が多いかもしれません。
でも、カロリーは単なる数字ではありません。

例えば、同じ500kcalでも

・ポテチ+コーラの500kcal
・焼き鮭定食の500kcal

この2つが体に与える影響はまるで違います。

前者は血糖値を急上昇させ、脂肪合成を促進させます。
一方後者は血糖値が安定し、代謝や回復に必要な栄養が揃っています。

つまり、カロリーには“質”がある。


【“質の高いカロリー”とは何か?】

質の高いカロリーとは、
**「摂取したエネルギーが体の機能や代謝にしっかり使われるもの」**です。

その条件は大きく3つあります。

  1. 栄養素の密度が高い
     → タンパク質・ビタミン・ミネラルが豊富

  2. 血糖値が安定する
     → 食後に眠くならず、集中力も保てる

  3. 代謝を促す方向に働く
     → 筋肉やホルモンの材料になる

この条件を満たすのが、例えば…

・赤身の肉や魚
・卵や大豆製品
・玄米やオートミール
・色の濃い野菜や果物
・ナッツ、オリーブオイル、アボカドなどの良質な脂


【同じカロリーでも、体脂肪のつき方が変わる】

これはダイエットで非常に重要です。

たとえば…

・500kcalの菓子パン → 血糖値スパイク → インスリン急増 → 体脂肪合成
・500kcalの焼き魚+野菜+玄米 → 血糖値安定 → 栄養吸収 → 筋肉修復と代謝促進

この違いは「痩せやすさ」に直結します。

つまり、“痩せるカロリー”と“太るカロリー”があるということ。


【質が低いカロリーを摂り続けると、どうなるか】

カロリーは足りていても、栄養が足りていない──
これが「エンプティカロリー」と呼ばれる状態です。

よくあるのが、

・ジュースやお菓子
・揚げ物中心の食事
・白米や白パンなど単体の炭水化物ばかり

こうした食事は、満腹感のわりに栄養価が低く、
栄養欠乏による代謝低下、肌荒れ、疲労感、便秘…などの不調を招きます。


【じゃあ、どう選べばいいの?】

考え方はシンプルです。

  1. 色がある食材を選ぶ(白や茶色だけでなく、緑・赤・黄・紫など)

  2. 加工度の低いものを選ぶ(原型がわかる食材)

  3. 「お腹が減りにくい」ものを選ぶ(たんぱく質・脂質・食物繊維が含まれる)

そして、完璧を求めすぎず、
「全体の食事の7割」を質の高いカロリーにするだけで大きく変わります。


【おわりに】

「摂取カロリーを抑えているのに、痩せない」
「カロリーばかり気にして、何を食べればいいかわからない」

そんなときこそ、**“カロリーの質”**という視点を取り入れてみてください。

数字ではなく、“体にどう使われるか”。
それが、これからのあなたの体を変えていくヒントになります。

もし、あなたが今後も継続できる食事スタイルを作りたいなら、
まずは「質」に目を向けることから始めましょう。


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