疲労とむくみの関係性

疲労とむくみの関係性

こんにちは、犬山和也です。
日々クライアントさんと接していて感じるのが「むくみ=塩分の取りすぎ」や「水分不足」と短絡的に考えてしまう人の多さです。もちろんそれも一因ですが、実は疲労とむくみの関係性は軽視できません。

疲労がむくみを引き起こすメカニズム

  1. 血流の停滞
    疲労が蓄積すると筋肉のポンプ機能が低下します。ふくらはぎの筋肉は血液を心臓に戻す“第二の心臓”とも言われますが、ここがうまく働かないと足元に血液やリンパが滞り、むくみにつながります。

  2. 自律神経の乱れ
    疲れすぎると交感神経が過剰に働き、血管が収縮。結果として血流やリンパの流れが悪くなり、体内に余分な水分がたまりやすくなります。

  3. 回復力の低下
    睡眠不足や過度のストレスも疲労の一部。体がうまく回復できないと、老廃物の処理が滞り、むくみやだるさが長引きます。

生活の中でできる対策

  • こまめに体を動かす
    長時間のデスクワークや立ちっぱなしは血流を悪化させます。1時間に一度は立ち上がって歩くことを意識しましょう。

  • ストレッチと入浴
    簡単なストレッチやぬるめのお風呂で血管を広げることで、循環を整えられます。

  • 睡眠を整える
    むくみは“休めない体”のサイン。寝る時間よりも質を意識し、しっかりと体をリセットしましょう。

  • 栄養補給
    カリウム(バナナ、ほうれん草)、マグネシウム(ナッツ、魚)、たんぱく質を意識して取り入れると、水分調整や代謝がスムーズになります。

まとめ

むくみは単なる見た目の問題ではなく、体の疲労サインのひとつ。
疲労をうまくコントロールすることが、結果的にむくみを改善し、ダイエットや健康の土台になります。