ダイエットは「頑張る必要はある」が、「無理をする必要はない

「がんばってるのに痩せない」
そんな時、多くの人は「もっとキツくするべき?」と思いがちです。

でも実は、それは逆効果になることも多い。
なぜなら、ダイエットは“無理ゲー”にすると続かないから


◆ 無理なダイエットが招く3つのデメリット

  1. ホメオスタシス(恒常性)反応が働く
     → 摂取を極端に減らすと、体が“飢餓モード”に入って代謝が下がる。

  2. 筋肉が減りやすくなる
     → カロリー不足が続くと、脂肪より先に筋肉が分解されやすくなる。

  3. リバウンドリスクが跳ね上がる
     → 無理な制限の反動で過食→元通り、どころか体脂肪が増えることも。


◆ 「頑張る」と「無理する」の違い

項目頑張る無理する
継続性あるない
効果長期的に出る一時的に出ても戻る
精神的負担耐えられるストレスで爆発
栄養管理基礎を大事にするとにかく削る

「頑張る」はコツコツ積み上げること。
「無理する」は現実を無視して自分を追い込むこと。


◆ 科学的に正しい「頑張り方」とは?

1日あたりの消費カロリーの10〜20%以内の赤字に抑える
 → 例:TDEE(総消費エネルギー)が2,000kcalなら、1,600〜1,800kcalが目安

PFCバランスを崩さない(特にタンパク質はしっかり)
 → 筋肉を残して痩せるには、体重×1.6g以上のたんぱく質が理想

習慣を小さく始めて、積み上げる
 → 例:食事記録 → 水分摂取 → 野菜を一品追加 → 夕食を軽く、など


◆ 実践アドバイス:「これだけ守ればOK」

  • 食事は3食食べる(抜かずに整える)

  • タンパク質を毎食摂る

  • 水を1.5〜2L/日しっかり飲む

  • 週に2〜3回は軽い運動(ウォーキングやストレッチでもOK)

これが無理なく続けられる「頑張る」のスタートラインです。


🔍 まとめ

ダイエットは「努力」を裏切らないけれど、
無理をして壊れた体は、すぐには戻ってきません。
続けられる範囲で、でも確実に。
小さな“頑張り”を積み重ねられる人が、一番キレイに痩せていきます。


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