脂肪は痩身エステでは落ちない
でも、じゃあどうすれば落ちるの?
こんにちは、整骨院One【整体×パーソナルジム】の犬山和也です。
「エステに通ったのに、体重も体脂肪も変わらないんです…」という相談を定期的にいただきます。
今回は、痩身エステの“現実”と、脂肪を本当に落とすための原理原則についてお話しします。
■ 結論:脂肪細胞は“燃焼”しなければ減りません
いくらマッサージで揉みほぐしても、
いくらラジオ波で温めても、
いくら機械で皮膚を吸引しても――
脂肪は「エネルギーとして使われたとき」しか減りません。
これはホルモンや代謝の仕組みから見ても明らかです。
■ なぜエステでは脂肪が落ちないのか?
✘ 脂肪は“ほぐして”も“流して”も消えない
脂肪細胞は体内の「エネルギー貯蔵庫」。
これを小さくするには、以下の2つが必要です:
脂肪の分解(リパーゼ活性)
脂肪の燃焼(酸化=エネルギーとして使われる)
つまり、「消費エネルギーが摂取より上回る=アンダーカロリー」の状態で、脂肪を“使う”必要があるんです。
✘ 一時的に細くなっても「浮腫みが取れただけ」
エステで細く見えるのは、多くの場合「むくみが軽減された」から。
老廃物や水分が一時的に排出され、サイズが変わるだけで、脂肪細胞そのものには影響なし。
■ 科学的に脂肪を減らす方法
では、どうすれば脂肪は減るのか?
答えは明確です。
✅ 摂取カロリー < 消費カロリー(アンダーカロリー)
この状態を “継続” すること。
そこに運動や栄養、習慣の力が加わると、効率的に脂肪は落ちていきます。
具体的には…
運動でエネルギー消費を上げる(筋トレ・有酸素運動など)
食事でたんぱく質を確保しつつ、適度に炭水化物・脂質をコントロール
睡眠・ストレス管理で代謝低下を防ぐ
このように、体の内側からのアプローチが必須です。
■ エステの役割は“整える”こと
ここで誤解のないようにお伝えしたいのが、エステが“意味がない”わけではありません。
自律神経を整えて睡眠の質を上げる
リラクゼーション効果でストレス緩和
血流改善による回復力アップ
など、“痩せやすい体をつくる土台”には効果があります。
でも、エステ=脂肪が直接落ちる手段ではないというのは、知っておいてほしい事実です。
■ まとめ:脂肪を落とすのは「体の中の化学反応」
「揉んでも、吸っても、脂肪は消えない」
「燃やすには、動くか食事を整えるしかない」
痩せるとは、“脂肪細胞の中身を使い切ること”。
そのためには、科学的な理解×自分に合った継続の仕組みが不可欠です。
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