- update更新日:2025.07.30 folderお身体についての豆知識
ダイエットが長引くと起きる“正体不明の疲労感”。
それ、もしかすると…
「ダイエットファティーグ(Diet Fatigue)」かもしれません。
■ 定義
ダイエットファティーグ(Diet Fatigue)とは、
減量の継続によって生じる身体的・精神的な“慢性的疲労”のこと。
主に以下のような要因によって起こります:
摂取カロリー不足によるエネルギー枯渇
ホルモン変化(例:レプチン低下、コルチゾール上昇)
筋肉量低下による代謝低下
単調な食生活や制限のストレス
日常生活・判断力への影響
■ 主な症状
身体的症状 | 精神的症状 |
---|---|
・倦怠感 | ・やる気が出ない |
・筋力の低下 | ・イライラ、気分の落ち込み |
・眠気、集中力の低下 | ・食欲暴走、衝動的な買い物 |
・体温低下(冷え) | ・無気力、興味の喪失 |
■ 科学的背景(ホルモン変化)
ダイエットファティーグでは、以下のようなホルモン変動が関与しています:
レプチン低下:食欲を抑えるホルモン → 減量で減る
グレリン上昇:空腹を促すホルモン → 減量で増える
コルチゾール上昇:ストレスホルモン → 筋分解や脂肪蓄積へ
甲状腺ホルモン低下:代謝が落ち、寒さやだるさを感じやすくなる
■ 対処法(例)
アプローチ | 具体例 |
---|---|
栄養面 | ・周期的なリフィード(炭水化物を一時的に増やす)・PFCバランスの最適化(特に脂質と鉄分) |
メンタル面 | ・減量の「目的」を再確認する・“完璧主義”より“現実的継続” |
行動面 | ・週1のメンタルデトックス(自由食など)・睡眠・日光・軽い運動でリズムを整える |
■ One式的まとめ
減量の失敗は「根性」ではなく「システムの崩壊」から始まります。
ダイエットファティーグを乗り切るために必要なのは、
・周期的な休息
・正しい判断ができる余白
・自分を責めない仕組みです。
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