食事のバランスを整えるとは 〜量と質、そしてタイミングのかけ算〜

1章 “バランス”は配分のことだけではない

食事のバランスというと、多くの人は**「PFCバランス」**を思い浮かべます。
P=タンパク質(Protein)
F=脂質(Fat)
C=炭水化物(Carbohydrate)

確かにこの3つの配分は重要ですが、それだけでは不十分です。
実際の「バランス」とは、以下の4つを総合したものです。

  1. 栄養素の配分(PFCやビタミン・ミネラル)

  2. 食材の種類と組み合わせ

  3. 食べるタイミング

  4. 量と頻度の調整


2章 栄養素の配分を整える

一般的な健康維持のPFC目安は
タンパク質:総カロリーの15〜20%
脂質:20〜30%
炭水化物:50〜60%

例えば1日2000kcalの場合
・P=75〜100g
・F=44〜67g
・C=250〜300g

ただし、筋トレをしている人や減量中の人は、Pを高めに、Fをやや低めに設定することが多いです。


3章 食材の組み合わせを整える

同じ栄養素でも、食材によって吸収や効果が変わります。
例として、鉄は**動物性(ヘム鉄)**の方が吸収率が高く、ビタミンCと一緒に摂るとさらに効率が良くなります。

理想は「色」と「食材グループ」の多様性。
・肉、魚、卵、大豆
・緑黄色野菜、淡色野菜
・果物、海藻、きのこ、芋類

これらを1日でまんべんなく取り入れることが、栄養の穴を防ぎます。


4章 タイミングを整える

同じ1日の食事でも、タイミングを変えるだけでパフォーマンスが変わります。
・朝はエネルギー源(炭水化物+タンパク質)をしっかり
・運動前は消化の良い糖質+少量のタンパク質
・運動後はタンパク質+糖質で回復をサポート
・夜は消化にやさしいバランスで睡眠の質を妨げない


5章 量と頻度を整える

食べ過ぎも食べなさすぎもバランスを崩します。
1日3食+必要に応じて間食が基本。
間食はナッツやヨーグルトなど、栄養価の高いものを選びましょう。

食事量は体重×30〜40kcalを目安に、活動量で調整します。


6章 実践例

【例:体重60kg・運動習慣あり】
朝:ごはん150g+鮭+味噌汁+ほうれん草おひたし
昼:鶏むね肉200g+玄米150g+彩り野菜サラダ
間:ギリシャヨーグルト+ブルーベリー
夜:サバの塩焼き+サツマイモ100g+きのこ汁+ブロッコリー


まとめ

食事のバランスを整えるとは、単に栄養素を計算するだけではありません。
・配分
・種類
・タイミング
・量と頻度
この4つをそろえることで、体は本来のパフォーマンスを発揮します。

健康もダイエットも、この「整える力」が土台です。


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