「砂糖・小麦粉・乳製品・植物油」を“四毒”と呼ぶ前に考えること

 

1章 なぜ“四毒”と呼ばれるのか?

健康やダイエットの分野では、「砂糖・小麦粉・乳製品・植物油」はしばしば“四毒”とまとめて語られます。理由は以下の通りです。

  • 砂糖:血糖値を急上昇させ、インスリン過剰分泌を招く

  • 小麦粉:精製度が高く、血糖値スパイクや過食を助長しやすい

  • 乳製品:乳糖不耐症やホルモン系への影響が議論される

  • 植物油:リノール酸過多による炎症促進リスク

確かに摂りすぎれば健康リスクを高める要素はあります。
ただし「すべてが毒」というのは正確ではなく、量・質・バランスを見極める必要があります。


2章 砂糖の位置づけ

砂糖そのものは「即効性のあるエネルギー源」です。運動直後などでは有効活用できます。
しかし常習的な摂取は、血糖値の乱高下、依存的な食欲増進を招きます。
【ポイント】

  • 毎日の飲料・お菓子での多量摂取は避ける

  • 運動後や補食として「目的を持って使う」のはOK


3章 小麦粉の位置づけ

精製された小麦粉(白いパンや菓子パン、麺類)は血糖値を急上昇させ、満腹感が持続しにくい特徴があります。
一方で、全粒粉やオート麦など未精製に近い形は、食物繊維やミネラルを含み、血糖値のコントロールにも貢献します。
【ポイント】

  • 精製度の高い小麦食品を常食しない

  • 穀物は「白より茶色」を意識する


4章 乳製品の位置づけ

乳製品はカルシウム・タンパク質の供給源として有効です。特に筋肉や骨の健康に寄与します。
一方で、乳糖不耐症の人は消化不良や腹部不快感を引き起こします。
【ポイント】

  • 合う人にとっては良質な栄養源

  • 合わない人は無理に摂らず、豆乳や小魚などで代替可能


5章 植物油の位置づけ

植物油は一括りにできません。

  • リノール酸(大豆油・コーン油など)…摂りすぎると炎症を促す可能性

  • オメガ3脂肪酸(亜麻仁油・えごま油・魚油)…抗炎症作用を持つ

つまり「すべての植物油が毒ではなく、種類によって作用が正反対」なのです。
【ポイント】

  • 揚げ物や加工食品で油を摂りすぎない

  • オリーブオイル・魚油・えごま油を積極的に使う


6章 まとめ:「四毒」をどう扱うか?

「砂糖・小麦粉・乳製品・植物油」を“四毒”と一括りに否定するのは極端です。
大切なのは

  • 摂取量をコントロールすること

  • 精製度や種類を選ぶこと

  • 自分の体質に合うかを見極めること

つまり「ゼロか100か」ではなく、「適切に扱う」ことが現実的なアプローチです。

食生活で見直すべきは「毎日習慣的に摂っていないか?」という視点。
そして、代わりに何を選ぶかで体調も変わってきます。


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